正しさで他人に勝とうとしないこと。
つい「どちらが正しいか」に目が行き、相手を負かすことに情熱を燃やしがちな人。
わたしを含め、きっと多いんじゃないかな
だけど、怒った出来事の表面だけを見て
いつまでも「正しい」「正しくない」で判断しようとしていると、終わりのないトンネルを進むことになる。
注目すべきは「出来事そのもの」ではなく、常に「そのときの自分」なのです。
* * *
先日アメブロアプリを開くと出てくる「話題のトピック」みたいので、こんなのがありました。
夫は、わたしが夫の食べ物を「ひと口ちょうだい」と言うのが嫌らしい。
人の食べ物をいちいちねだるなんて卑しいことだという。
ある日TVのチンパンジー特集を見て、チンパンジーたちはお互いに食べ物を分け与えることを知った。
だから夫にその話をして、「あなたはチンパンジー未満だ」と言った。
夫は怒って、食事中だったのに、まだ小さいこどもを連れて出ていけ!と言った。
そのとき夫は怖かったし、こちらを見下すような発言があった。
わたしはこどもを連れて実家に身を寄せたが、しばらくすると夫からは帰ってこいと言われた。
本当は帰りたくないのだが、こどものために帰ろうと思う。
細かいところはうろ覚えですが、だいたいこんな感じの内容。
誰かが投げかけた質問や相談に不特定多数の人がコメントをしていく、というスタイルで
議論の主題のひとつとして
「ひと口ちょうだいはアリか、ナシか」
と盛り上がっていたように思う。
わたしに言わせれば、
ここでこんな議論をすることに、な~んにも意味はないです。
だって、夫ではない他の人たちの意見をアンケートしてどうするの?
賛成意見が多ければ一時の安心は得られるかもしれないが、
それで旦那さんとの関係が良くなるわけではナイ。
奥さんはそれがやりたい、旦那さんはやりたくない。
2人の感覚は違う。
それ以上でも、以下でもないのです。
*
「アリかナシか」ってのは、結局のところ「何が正しいのか」を必死で探ろうとしている状態。
例え多数決で勝ったとしても、その正しさを旦那さんに突き付けたところで何も変わらないし、さらに状況は悪化するでしょう。
そこで勝とうとしないこと。
それよりもこの奥さん、旦那さんに「卑しいから嫌だ」と言われたことで、どんな風に感じたのかな?
なぜ、わざわざチンパンジーの話を持ち出して旦那さんを怒らせてまで、自分の正しさを証明したかったのかな?
そこにはきっと、「食べたいから」以上の何かがあるはず。
彼に拒否されて悲しかった?寂しいと感じた?
「卑しい」なんて言われて、悔しかった?惨めだった?
これはわたしの予想ですけど、
本当は味を見たかっただけじゃなくて、「ひと口ちょうだい」と言うことによって親密感を出そうとしたんじゃないかな。
彼に甘えたかったんじゃないかな。
そんな自分の気持ちを見ようとしないから、チンパンジーがどうのこうのとか、遠回りしてこじれることになるのです。
しかも「本当は帰りたくないけどこどものために」って、これも全然自分を見ようとしてない。
自分の人生なのに、こどものせいにしようとしてない?
そんなのこどもに失礼です。
奥さん、あなたは、一体ぜんたいどうしたいのかな?
わたしがこの奥さんだったら、
自分があの時どう感じたか振り返って、その感情を認めて、
そしてそれを、旦那さんに伝えると思う。
あなたがそれを嫌なことはわかった。
だけどわたしはそんな風に言われると悲しいし、寂しい。
愛されてないような感じがして、とても惨めな気持ちになる。
だからあんな言い方はしないで欲しい。
自分の感情を素直に伝えていけばいいのだと思う。
これが、わたしがこれからのパートナーシップで大切にしようとしてることであります
ちなみにわたしは彼に「ちょっとちょーだい♡」とどんどん言います
ちょっとちょーだい系女子と呼ばれております
みんなは、どうかな?
Asumi
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