少女漫画の影響かもね?
真山君はいつだって、リカさんのことしか見ていない。
山田さん、たくさん泣く。とにかく山田さんの泣くシーン多し。
救われたくなんかなかった
ずっと真山を想って 泣いていたかった
十年でも二十年でもずっと好きでい続けて、どんなに好きか思い知らせたかった
そんなことに何もイミがないのもわかってた
でも とめられなかった
……そう。
「」の中と青字は漫画から抜粋したことばですが、
中でも青字部分は、「可哀想でいたい心理」「不幸でいたい心理」を、よく現している…。
怖いんです。幸せになるのが。
それがどんなことか、分からないから。経験したことないから。
そして、「どんなに好きか思い知らせたかった」とある通り、
わたしが不幸でいることが、真山くんへの復讐になるから。
です。
* * *
それでね、これは少女漫画ですので、野宮さんという王子様が勝手に登場してくれてるんです。
改めて色んな少女漫画を読んでみると、こういうストーリーが本当に多いことに気づくんじゃないかな?
失恋直後に、実は「俺はお前をずっと見てたんだぜ」的な男の子が登場したりとか
冴えない苛められっこのわたしを唯一認めてくれる彼が登場!!、とか。
*
漫画大国・ニッポン。
わたしたちは柔らかい頭の子どもの頃から「いつか王子様が♡」を無意識に繰り返しインプットされ、
どこかのイケメンに救ってほしいがために、可哀想なわたしでい続けようとするのではないか?
少女漫画が全てでは無いにしろ、かなりの影響を与えているのではないか。
と思った次第なのです。
ロマンスは大変よろしいのだが、わたしたちはここでちょっと注意が必要なのです。
リアルの世界で幸せになりたければ、野宮さんが登場する前に絶対にやるべきことがあるよね?
自分で自分を認めて愛してあげることだよね?
ってかもう、自分が自分の「野宮さん」になればいいよね?
野宮さんが山田さんにベタ惚れたみたいに、自分が自分を大好きになればいいんだよね?
ということです。
というわけで、
ハチクロ、ほんとにおススメなのでぜひ読んでみてください♡
ありがとうございました♡
Asumi